好転反応とは?

マッサージや鍼治療などの施術を受けた後に身体がだるくなったり、異変を感じたことはありませんか?

そのような不調を好転反応(こうてんはんのう)と言います。
東洋医学では、瞑眩(めんげん)反応とも言い、症状が良い方へ転ずる時に起こる一時的な身体の不調のことを言い、慢性的に疲労していた筋肉がほぐれることで大量の老廃物が血液やリンパ中に流れることが原因と考えられています。

好転反応
〈好転反応の例〉

・だるさ ・頭痛 ・眠気
・ほてり ・関節の痛み
・下痢 ・便秘 ・めまい
・かゆみ ・筋肉の痛み

・鼻水が出る ・汗が出る
・喉が渇く ・口内炎
・湿疹
 ・身体のしびれ
・尿の色が濃くなる
・黒い便がでる
※体内から毒素が抜ける過程で起こる一時的な不調です。
※個人差はありますが、1~3日でおさまります。

当店のヘッドマッサージでも、まれに施術後に好転反応により気分が悪くなったり、頭が重くなるなどの症状が出る方がいらっしゃいます。

身体の不調といっても一時的なもので、ヘッドマッサージの場合はほとんどの場合は一晩寝ると回復しますが、体がだるくなったり、頭がうっすらと重苦しい状態が2~3日続く人もいらっしゃいます。

当店のヘッドマッサージの場合は「脳脊髄液」にアプローチしているため、どのリラクゼーションよりも好転反応を起こす確率が高いかもしれません。

脳脊髄液とは、脳と背骨の中の脊髄神経を覆い包み込んでいる液体で頭蓋骨から骨盤にある仙骨にかけて循環しています。
脳脊髄液の主な役割は、脳と脊髄神経を外部の衝撃から保護すること、そして、脳と神経に栄養を与え老廃物を運び去ることです。

姿勢やストレスなどの生活習慣で、頭蓋骨の歪みや首の付け根につまりが起こると脳脊髄液の流れが悪くなり、老廃物を含んだ古い脳脊髄液が脳と脊髄神経の周りに滞ります。
また、排泄できずに滞っている脳脊髄液が脳を圧迫することで脳圧が高まり、自律神経が乱れるといわれています。

当店のヘッドマッサージは、脳脊髄液の流れをスムーズにしていくことで自律神経系を整えていきますが、この時、自律神経の乱れが強い方ほど、好転反応が強く現れます。
普段から毒素をためない生活をしている方は、好転反応が起きにくく、毒素をためる生活をしている、または、毒素が溜まっているタイミングでヘッドマッサージを受けると好転反応が現れることが多いです。

いずれの症状も一時的なものになりますが、不快な好転反応を早く鎮めるには、以下の方法をお試し下さい。
好転反応が治まった後は、以前より体調が良くなることがほとんどです
①白湯などの水分をいつもより多めにとり、老廃物を出しやすくする
②首・肩を回したり、手足の関節をぶらぶら動かしたりするなどの軽めの運動をして身体の流れを良くする

※注意※
好転反応が出て、数日経っても症状が治まらず、だんだんひどくなる場合は、医師にご相談下さい。