乳がん検診受けていますか?①検診の大切さ

こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店 頭ほぐしサロンゆめゆらです。

10月は乳がん啓発の「ピンクリボン」月間です。

10/1は「ピンクリボンデー」として、東京都庁やレインボーブリッジがピンク色にライトアップされ、毎年10月は乳がんについての啓発キャンペーンが多く⾏われます。

ピンクリボンとは

ピンクリボン(Pink ribbon)とは 、乳がん検診の早期受診の推進などを目的とした世界規模の啓発運動のシンボルマークです。
ピンクリボン運動の発祥は、アメリカといわれています。

乳がん検診は受けていますか?

みなさんは乳がん検診は受けていますか?

特定健康診断は会社や自治体で受けていても、乳がん検診などの婦人科検診は基本オプションで受診するため、面倒だったり時間が取れなかったり、検査が特殊なため受けるのに躊躇して受けないという方も多いようです。

友人に聞いてみましたが、会社員時代は受けていても、退職し、家庭のことや子育て等で毎日バタバタしていると、検診に行かなく/行けなくなるようです。
周りでもほとんどの人が、がん検診は元より、何年も特定健康診断も受けていないとのこと。

自分は問題ない、大丈夫と思っているのかもしれませんが、次を見て下さい。

乳がんの基礎知識

国立がん研究センターがん対策情報センターより

・女性のかかるがんの中で一番多いのは乳がん
・30~64歳の女性において、死亡率が一番高いのも乳がん
・日本人女性の生涯発生率はおよそ11人に1人
・世界では60~80%に対し、日本人女性の検診受診率は約40%と低い水準
乳がんは早期発見&早期治療で90%以上が治る

乳がん検査について

乳がんは毎月の自己検診(セルフチェック)と1年または1年おきの医療機関での検査で早期発見することができます。
検査は主にマンモグラフィ検査と超音波検査(エコー)があります。

マンモグラフィ検査

乳房を挟みながら圧迫して撮影するレントゲン検査で、早期乳がんの唯一のサインである、ごく小さな石のような石灰化を鮮明に写し出せるのが大きな特徴。
若い女性や乳腺濃度が高い女性などでは、乳腺組織が真っ白に映ってしまい、初期の乳がんを見つけにくい場合があるため、一般的に40歳以上の方に推奨されている。

デメリットとして放射線被ばくがあげられるが、1枚の撮影で受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)とほぼ同じ量。

超音波検査(エコー)

超音波を出す器具を直接乳房に乗せて動かし、写し出された画像を見ながら診断を行い、数ミリの手に触れないしこりを見つけ出すことができる。
放射線被ばくを避けたい妊娠中の方、乳房の圧迫に耐えられない方、乳腺の発達している比較的若年の方、強い乳腺症などで良好な撮影ができない方などに超音波検査が適している。

どちらの検査も乳がんの発見方法が異なるため、マンモグラフィで見つからなかった腫瘍も超音波検査で見つかることも、またその逆のこともあります。
40歳以上の女性はできるだけ両方受けた方がいいかもしれません。
国や自治体では年齢によって無料で検診を受けることができたり、または1年ごとに検診費の補助をしています。

乳がんの腫瘍は1cmになるまで約10年かかりますが、1cmから2cmになるのは2年もかからないのです。
だからこそ、2cm以下の早期乳がんを発見するためには毎月の自己検診と少なくとも2年に一度の医療機関での検診が重要となります。

ちなみに、乳がんは一般的に女性に多い疾患ですが、男性の乳房に発生すること(男性乳がん)もあり、乳がん全体の約1%を占めるといわれています。

「私は大丈夫」と思っていても11人に1人がなる乳がん。
自分のために、また家族のためにもぜひ検診に行く習慣をつけて下さい。