不定愁訴とドクターショッピング

こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店の頭ほぐしサロンゆめゆらです。

皆さんは「不定愁訴」(ふていしゅうそ)という言葉を聞いたことありますか?

一般的には医学や心理学の文脈で「不定愁訴/ふていしゅうそ』は使用されます。これは、体調や心の症状が不明瞭であるために、明確な診断がつけられない場合に用いられることが多い言葉です。

不定愁訴とは

患者さんが身体の痛みや不調などを訴えるが、医学的に明確な病理学的な異常が見つからない場合に「不定愁訴」と診断されることがあります。

例えば、お腹が痛かったり、体や心の調子が悪くて、でもちゃんと具体的な病気の名前がつかない場合に使われます。風邪でもない、気持ちがすごく沈んでるけど、うつ病ではないという感じです。

これは、体の特定の部位や臓器に明確な異常が認められないため、痛みや症状の原因が明らかにならず、医師や患者さん自身が原因を特定しにくい状況で、一般的に多い症状としては、疲労、筋肉の痛み、頭痛、消化器症状などがあります。

心理学的には、患者が心の症状を訴えるが、明確な精神疾患の診断がつけられない場合に「不定愁訴」と診断されることがあります。

これは、心の症状が明確なうつ病や不安症状などの精神疾患に該当しないため、心理的な要因による症状が疑われる場合に用いられることがあります。

不定愁訴は、患者自身にとっては実際に症状があるにも関わらず、診断がつけられず、患者さんが不安や不満を抱くことが多く、そのためにいろんな病院を受診したりして病名を探すことがあると思います。

ドクターショッピングとは

患者さんが自分自身の症状やニーズにあう医師を見つけるために複数の医療機関を受診することをドクターショッピングと言われます。

ドクターショッピングをする理由は?

  1. 病気や症状についての意見を複数の医師から意見を聞きたい場合。
  2. 特定の治療法や薬に関して、さまざまな専門家の意見を求める場合。
  3. 特定の医師との相性が合わない場合やセカンドオピニオンを求める場合。
  4. 違法であり、倫理的に問題ですが、薬物乱用や不正入手の目的で、異なる医師から処方箋を取得しようとする場合などもあります。

    ドクターショッピングには健康上のリスクもあります。異なる医師から処方された薬の組み合わせのリスク、診断の不正確さ、情報の不足などが問題となる可能性があります。
    適切な診断や治療を受けるためには、一人の信頼できる医師と継続的な信頼関係を築くことで適切な医療が受けられると思います。