こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店 頭ほぐしサロンゆめゆらです。
今年は桜の開花が遅れましたが、あっという間に散ってしまい、すでに日中は半袖の陽気です。
今年の気温は「全国的に平年よりも高い」予想が出ており、この時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されています。
今年も昨年のような猛暑が予想されています。
まだ4月だからと油断せずに、早い時期から熱中症対策が必要です。
暑熱順化とは
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れることです。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れ、暑さに強くなります。
人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。
体温が上がった時は、汗をかくことによる気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。
この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑熱順化がすすむと、血管が拡張して皮膚表面に血液を送り、体温を下げるための放熱が促進されます。
また、汗腺の活動も増加し、汗を通じて熱を放散します。
これにより、体内の熱バランスが保たれ、身体が高温環境に対してより耐性を持つようになります。
暑熱順化の対策
暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。
体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
日常生活の中で、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
ウォーキング・ジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、意識して少し汗をかくくらい。
【目安】ウォーキング:1回30分、ジョギング:1回15分、週5日程度
サイクリング
通勤や買い物など、日常生活で気軽にできる。
【目安】1回30分、週3回程度
筋トレ・ストレッチ
軽く汗をかく程度でOK。
室内の温度に注意し、暑くなりすぎたり水分や塩分が不足しないよう注意。
【目安】1回30分、週5回~毎日
入浴
シャワーのみで済ませず、湯船にお湯を張って入浴し、適度に汗をかくと良い。
〈注意〉
上記はあくまで目安となり、必ず暑熱順化できるわけではありません。
また、実施時は個人の体質・体調、その日の気温や室内環境に合わせ、水分や塩分を適宜補給しながら無理のない範囲で行ってください。
暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。
暑くなる前から暑熱順化をして、熱中症になりにくい体づくりをしましょう。