こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店 頭ほぐしサロンゆめゆらです。
最近多いのが、首の付け根が凝っているのと同時に首の後ろにむくみのあるお客様。
一見、「コリ」と「むくみ」は相反するようですが、体にどのような影響があるのでしょうか?
むくみの原因
筋肉の凝りと血行不良
肩こりや首の張りは、血流を阻害する原因の一つです。
特に猫背や前傾姿勢を続けることで、筋肉が緊張し、血行が悪くなるとむくみが現れることがあります。
リンパの流れの滞り
首の後ろにはリンパ節が集まっており、老廃物の排出や免疫機能に関与しています。
リンパ液がうまく流れず滞ると、むくみが生じます。
特に、デスクワークやスマホの長時間使用により首や肩の筋肉が緊張すると、リンパの流れが悪くなることがあります。
水分代謝の低下
塩分の多い食事や運動不足が原因で、体内の水分バランスが崩れることがあります。
体が余分な水分を排出しにくくなると、むくみが出やすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
特に女性の場合、生理周期や更年期に伴うホルモンの変動がむくみを引き起こすことがあります。
首周りのむくみもこれに関連している可能性があります。
体の冷え
体が冷えると血流が悪化し、むくみの原因になります。
冷たい飲み物やエアコンによる冷えも、首や肩のむくみに影響を及ぼすことがあります。
慢性的なストレス
ストレスが長期にわたると自律神経のバランスが崩れ、血流やリンパの流れが滞ることがあります。
【体への主な症状】
肩こりや首の痛み
首周りのむくみは筋肉の硬直を伴うことが多く、肩や首に慢性的な痛みをもたらします。
これが進行すると、頭痛や腕のしびれなどの症状にもつながる可能性があります。
頭痛
血流が滞ると、酸素や栄養が脳に十分に届かなくなります。
その結果、緊張型頭痛や偏頭痛を引き起こすことがあります。
めまいや耳鳴り
むくみが首周りの血管や神経を圧迫することで、内耳のバランス機能に影響を及ぼし、めまいや耳鳴りを感じることがあります。
睡眠の質の低下
むくみによる不快感や筋肉の緊張が睡眠を妨げ、熟睡できない状態が続くことがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群のリスクも増加する可能性があります。
リンパの停滞による免疫力低下
リンパの流れが悪くなると老廃物の排出が妨げられ、免疫力が低下します。
その結果、風邪をひきやすくなったり、肌荒れが生じたりすることがあります。
姿勢の悪化
むくみが慢性化すると、首周りの筋肉のバランスが崩れ、姿勢が悪くなることがあります。
これにより背中や腰にも負担がかかり、全身の不調を引き起こします。
【むくみを改善する対策】
姿勢の改善
長時間同じ姿勢を取らないよう心がけましょう。
特にスマホやパソコンを使う際は、目線を上げて画面を見る工夫をすると、首や肩への負担が軽減されます。
適度なストレッチと運動
首や肩の血行を促進するストレッチを日常に取り入れることで、むくみを防ぐ効果が期待できます。
また、ウォーキングやヨガといった全身の血流を促す運動も有効です。
《おすすめストレッチ》
◇首回し運動
ゆっくりと首を前後、左右に動かし、次に円を描くように回します
◇肩甲骨ストレッチ
両腕を背中側に回し、肩甲骨を寄せるように動かします
リンパマッサージ
リンパの流れを良くするために、自分でできるリンパマッサージを行いましょう。
デコルテ部分をマッサージすることで、首後ろのリンパの流れも改善されます。
◇リンパマッサージ
耳の下から首筋にかけて、指の腹でやさしく撫でるようにマッサージします
バランスの良い食事
塩分を控えめにし、カリウムを多く含む食品(バナナ、アボカド、ほうれん草など)を摂取することで、体内の水分バランスを整えます。
また、利尿作用のある緑茶やハーブティーもおすすめです。
体を温める
温かい飲み物を摂ったり、首や肩にホットタオルを当てることで血流が促進され、むくみの改善に繋がります。
お風呂ではぬるめのお湯にゆっくり浸かり、リラックスすることも効果的です。
ストレス管理
リラクゼーション法や深呼吸を取り入れることで、ストレスを軽減し自律神経のバランスを整えましょう。
趣味の時間を増やしたり、十分な睡眠を確保することも重要です。
適切な水分補給
水分の摂り過ぎはむくみの原因となりますが、逆に水分摂取を控えすぎると逆にむくみを引き起こすことがあります。
1日1.5〜2リットルを目安に、水分をこまめに補給することを心がけてください。
日常的な工夫でむくみが改善しない場合、甲状腺の機能低下や腎臓疾患などの病気が隠れている可能性があるので、医師の診断を受けることをおすすめします。
首の後ろのむくみは、リンパや血流の滞り、姿勢の悪さ、ストレス、冷えなどが主な原因です。
これらを改善するためには、日常生活での姿勢や食事、運動、リラクゼーションなどの対策を取り入れることが有効です。
さらに、むくみが慢性的である場合やその他の症状がある場合には、医療機関を受診することが重要です。
自分の体に合った方法を見つけ、むくみのない快適な生活を目指しましょう。