見逃さないで!睡眠時無呼吸症候群のサイン

こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店の頭ほぐしサロンゆめゆらです。

みなさんは「イビキがひどい」とか「くちびるが紫色になっている」などと指摘されたことがありますか?

もしかすると、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、多くの人が気づかない睡眠障害の一つです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の一般的な症状としては夜間のいびき、昼間の過度な眠気、集中力の低下、イライラ感などがよく知られています。

夜間のイビキは自分ではわからないので、家族に指摘されて気がつくので、なかなか自分ではわからないものです。

その点、くちびるが紫色に変色していれば、毎朝の洗顔や日々の身だしなみで鏡で顔をチェックすることができましよね。

この3年間の新型コロナによるマスク生活で、家族以外の人のノーマスクで表情を見ることができませんでした。しかし、最近ではノーマスクも可能となり口元が見えるようになりましたね。今まで見えなかったくちびるの色がわかるようになったり、顔色もよくわかるようになりました。

特に朝の起床時に現れる頭痛や唇が紫色になるチアノーゼなどの身体の変化のサインを見逃さず、私たちの身体の変化をキャッチしたいですね。

今回は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の一般的な症状に焦点を当て、それがどのように日常生活に影響を与えるかについて探っていきましょう。

1. 起床時の頭痛

朝起きた時に頭痛があることは、一般的なストレスや疲労だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の可能性も示唆しています。睡眠中に一時的に呼吸が止まることで、酸素供給が不足し、脳に影響を及ぼすことが考えられます。頭痛が頻繁に起こる場合は、医療機関の受診をおすすめします。

2. くちびるや爪が紫色になっている

SASの中でも、特に重要なサインの一つがチアノーゼです。これは、体内の酸素不足が起因して唇や爪の色が紫色に変わる症状です。寝ている最中に呼吸が一時的に止まることがあるため、血液中の酸素が減少し、これがチアノーゼの原因となります。

<チアノーゼとは>
酸素をたくさん含んだ血液は赤色なのですが、酸素が少ない血液は、やや黒みがかって紫色となります。 また、血液の流れが悪いときも、同じように顔色や爪の色が悪くなります。

酸素飽和度とは

酸素飽和度は、血液中のヘモグロビンが酸素と結びついている割合を示す指標です。通常、パルスオキシメーターで測定される酸素飽和度は、パーセンテージで表示されます。正常な酸素飽和度は通常、95%以上です。以下は一般的な酸素飽和度の解釈です。

  • 95%以上: 正常
  • 90-94%: 軽度の低酸素状態
  • 90%未満: 低酸素状態

SASの患者は、睡眠中に呼吸が止まることがあり、これが酸素飽和度の低下につながります。パルスオキシメーターは、指に取り付けた小さなセンサーを使用して、血液中の酸素の飽和度を測定し、リアルタイムでモニタリングすることができます。酸素飽和度が一定の水準を下回ると、これは患者が酸素不足に陥っている可能性を示唆します。

パルスオキシメーターとは

パルスオキシメーターは、指に取り付けられる小型の計測器で、酸素飽和度(SpO2)を測定するために使用されます。この計測器は、血液中の酸素の割合を測定することができ、特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)のような状態での酸素レベルのモニタリングに活用できます。


パルスオキシメーターは非常に簡単に使用できます。通常、指にセンサーを取り付け、デバイスによって酸素飽和度の値が表示されます。正確な測定を得るために、手や爪が清潔で温かく、デバイスが正しく取り付けられていることが重要です。

朝の頭痛やくちびるや爪が紫色になるなどは、睡眠時無呼吸症候群のサインとして注意が必要です。早期の診断と適切な治療を受けることで、生活の質を向上させ、健康な睡眠を取り戻すことが可能です。しかし、何よりも大切なのは、少しでも症状に気づいたら、迅速に医療機関に相談することが重要となります。