むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害

こんにちは。
練馬のヘッドマッサージ専門店 頭ほぐしサロンゆめゆらです。

夜、眠りにつこうとすると、脚がむずむずしたり、ほてったり、痛がゆいなど不快な感じがして眠れない。。。こんな症状にお悩みの方はいませんか?

これは、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)といわれる病気かもしれません。

むずむず脚症候群とは

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気です。
安静にして座っていたり横になったりすると症状が現れるため、就寝時に最も感じやすく、布団に入るとじっとしていられず、入眠が阻害されます。
足を動かすと楽になるものの、じっとしていると再び出現するので、眠くても眠りにつくことができません。
何とか寝付けたとしても、睡眠が浅く、十分に眠れないため睡眠障害の原因となります。

むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群の原因はまだ明らかにはなっていませんが、脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄が関与しているといわれています。
ドーパミンは、さまざまな運動機能を潤滑にする働きをします。
鉄はドーパミンを作る過程で欠かすことのできない物質で、その鉄の不足によりドパミンがうまく合成されないことで症状を引き起こすのではないか、と考えられています。

また、人工透析中の慢性腎不全、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどが原因となる場合もあります。

むずむず脚症候群は主に40歳以上の中高年、男性に比べて女性に多いといわれます。
さらに不眠症の10人に1人の割合で、むずむず脚症候群の方がいるともいわれています。

むずむず脚症候群の改善法

症状が軽い場合は、生活習慣を見直すことにより症状がおさまる場合があります。
①カフェインやアルコール、喫煙を避ける
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは脚の不快感を強くするだけでなく、眠りを浅くすることがあるので、できるだけ摂取を控えるようにします。
アルコールや過度の喫煙も症状を悪化させることが知られています。

②食事による鉄分の補給
鉄分の豊富なレバーや赤身肉、あさりなどを積極的に取りいれ、バランスの良い食事を心がけまます。また、サプリメントで鉄分を補給することも効果的です。

③ストレッチやマッサージ
規則正しい生活を心がけ、ウォーキングなどの軽い運動や、就寝前にストレッチやマッサージなどで筋肉をほぐすこともおすすめです。

また、症状に応じて薬による治療を行う場合もありますので、一度病院にご相談下さい。

周期性四肢運動障害とは

周期性四肢運動障害は、睡眠中に足やひざ、腕が数秒間周期的にピクピクと動き、ひきつる現象です。
脳が覚醒するので睡眠の質を悪化させ不眠症の原因となりますが、本人は睡眠中の症状に気づかないため、不眠や昼間の眠気、倦怠感を感じることが多いです。

当店のお客様でも何名か施術中に手足がピクついている周期性四肢運動障害の疑いがある方がいらっしゃいました。

周期性四肢運動障害はむずむず脚症候群の近縁疾患と考えられ、むずむず脚症候群の患者の八割以上が併発するといわれます
改善法や治療法はむずむず脚症候群と同様です。

これらの睡眠関連運動障害があると、夜間に十分な睡眠が取れないことで、日中の生活に支障を来たし、時には抑うつ状態になることもあります。

適切な治療で9割以上は改善する病気ですので、ご自身やご家族に思い当たる症状がある方はぜひ病院で診断を受けて下さいね。